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植毛の注意点

植毛は外科的手術によって治療を行う技術ですが、デメリットもあるということも念頭に置いていてください。

忙しくて時間があまり取れない人には難しい

植毛手術後は、経過観察や抜糸のため何度か通う必要がありますし、しばらく洗髪もできない、植毛した部分はできるだけそっとしておかなければならないなどの制約がありますので、時間が無い方には難しいでしょう。傷もしばらく目立ちますので、他人に気づかれたくないなどという方は連休を利用して手術を受けることが多いようです。

植毛した毛の定着率には個人差があります

1年間の定着率は約80%以上と言われておりますが、皮膚の健康状態や体調などによって個人差があります。99%以上定着する人もいれば、まったく生着しない場合もあり得ます。年数を経るごとに植毛した毛が自然脱毛のように抜けてゆき、再び気になっていた部分への植毛を行う場合もあります。

信頼できるクリニックを探すこと

手術前カウンセリングでのインフォームドコンセントの重要性は先に述べましたが、後のトラブルや誤解を避けるためにも必ず充分に行ってください。とくに髪の毛についてはどれだけの成果をもって満足できるか個人によって異なりますので、後悔しないようにしっかり確認しておくことです。親身になって相談にのってくれる医師を探して信頼関係を築いた上で植毛を受けましょう。また、クリニックによって技術の高低がありますので、熟練した技術と豊富な施術数があるところを選んだほうが安心できます。

<人工毛植毛法>

人工毛による拒否反応や炎症がおこる場合もあります

人間には元々体内に無い物質を排除しようとする働きがあります。せっかく植毛した人工毛が異物反応によって抜け落ちてしまうこともあるのです。また、炎症がおこってしまった場合はその部位の頭皮が硬化したり板状になってしまったり傷跡が残って色が変調してしまうなどの副作用が出てしまう可能性もありえます。炎症の可能性は「自毛植毛法」にも言えることです。炎症が治ると自然と症状も改善されます。

万一、人工毛が切れた場合は体内に残るかもしれません

人工毛は頭皮の皮下組織の奥に定着させることによって自然に頭皮から生えているかのように自然な髪の毛に近づけるのですが、ごくまれに皮下組織内部で切れてしまい体内に残るケースもおこりえます。人工毛の素材は人体に影響を与えにくいものを使用してはいますが、あまり気持ちの良いことではありません。

<自毛植毛法>

広範囲にわたる植毛は2回以上必要となるかもしれません

本人の希望植毛本数や現時点での毛量によって違いがありますが、1回の手術によって移植できるのは最大3000本ぐらいまでしかできません。それ以上ドナーを切り取ることができないからです。
更に切除したドナーを機械的に分離することは困難であり、人の手で髪の毛を1〜3本ずつ分離するので、人力と時間がかかります。そのため費用も高くなりますし、1回に行える植毛の本数も限られてくるのです。また、毛髪と毛髪の範囲を密にするような植毛が難しいため、何回かに分けて行うほうが結果的に仕上がりがより自然できれいになります。

炎症などによってまれに移植した自毛組織が壊死してしまうことも

雑菌等による感染など様々な原因によって、ドナー切除部分や植毛部位が炎症を起こす場合があります。その際、移植した自毛組織が壊死してしまうこともあり、髪の毛が生えてこなくなることもまれにあります。再手術を行い新しい健康な組織に入れかえることもできますが、それに要する費用は自己負担となります。

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